これまで2つのシナリオを試してきたLNL「A Days of Heroes」だが、いよいよ最大規模を誇るシナリオ「A Days of Heroes」をプレイしてみたいと思う。このシナリオは、1993年10月3日にソマリアのモガディシュで起きた戦闘を再現しようとする言わばキャンペーン・シナリオに位置づけられている。しかし史実においては、孤立したレンジャー部隊は最終的に第10山岳師団およびパキスタン軍の救援を得て脱出するのだが、このシナリオではそこまで描かれていない。恐らく、救援が必要になった段階で米軍敗北という判断なのだろう。
尚、このモジュール「A Days of Heroes」には、技能カードが含まれていないので使用せずゲームを行っている。
↑↑↑初期配置。マップを広げるスペースの関係でマップ右側が北方向となっている。シナリオは、上空援護ヘリのブラックホーク『スーパー61』が撃墜された所から開始される。ゲームの終了は、米軍ユニットがすべて盤外へ脱出した時点となっており、特にターン数は決まっていない。その後獲得VPを集計して勝敗を決定する。ソマリア側は米軍分隊ユニットまたはヘリ、車輛ユニットを合計6個除去すればサドンデス勝利となる。また、ソマリア民兵部隊には基本的に毎ターン増援部隊が登場する。
↑↑↑スーパー61墜落地点付近。付近に米軍地上部隊の姿はない。とりあえず上空援護ヘリ2機を配置。実はVP的に一番価値が高いヘリの生存者。ちなみに、モガディシュ市街地においてヘリは着陸不可能のため、ヘリを着陸させて生存者を回収する事ができない。ただし、ブラックホークに搭乗しているデルタ・スナイパーチームはロープを使い降下可能。
↑↑↑米軍車輛部隊は、アイディード派重要人物を捕縛したデルタ・フォースを回収し盤外へ脱出しなければならない。その際、特別ルールにより車輛部隊はターン終了時にはお互い隣接していなければVPを失う。
シナリオは、米軍部隊がマップ上に存在しなくなった時点でゲーム終了となる。ソマリア民兵部隊は何度除去されてもユニット数の限界まで増援として登場し続けるため、元々数に劣る米軍側には素早い行動が求められる。
続く…。