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AH「ナチドイツ空軍(Luftwaffe)」を対戦

 オウム逃亡犯の最後の一人が逮捕される。逮捕されたのはいい事だと思うが、原発再稼動問題や消費増税にともなう一連の動きの方が国民にとては重大ニュースのはずだが、ニュースの扱いはオウム逃亡犯の方が大きい。まさか重要な案件から国民の目をそらす政府の陰謀・・・なんて事はないか。日本は平和だ。

 予定していたAH「ナチドイツ空軍(Luftwaffe)」を対戦した。このゲーム、ボックスのコピーライトは1971年となっている事から、AHより発売されてから40年以上もたっている事となる。2007年にDecision Games社からリメイク版が発売された。

〇AH「ナチドイツ空軍(Luftwaffe)」
 1943年から1945年における、ドイツおよびその周辺に対する米第8空軍による戦略爆撃を再現したSLG。1ユニットは1個戦闘団、飛行隊、爆撃機群を表す。ゲームは戦術ターンと戦略ターンに分かれており、1戦略ターンは3ヶ月の期間となり20戦術ターンから成る。基本的な流れとしては、連合軍は戦略ターンごとにマップ上の目標に対し爆撃計画を立て戦術ターンにて実行する。これに対しドイツ軍は迎撃を行っていく事となる。
 今回は連合軍を担当しトーナメントゲーム(1943年~45年までの基本キャンペーン)をプレイした。勝利条件は地図上にある43ヶ所の航空機工場をゲーム終了である1945年4月までに全て爆撃するとなっている。これを達成すれば連合軍の勝利、阻止すればドイツ軍の勝利である。

1943年1月ターン
 第8空軍はまだ一般に知られているような本格編成には成っていない。名称もアメリカ陸軍第8爆撃軍団となっているらしい。その戦力は3個爆撃機群、1個飛行隊(しかもP38)の僅か4ユニット。これに対しドイツ軍は地図上に分散配備されているとはいえ、Fw190を含む10ユニット(10個戦闘航空団)の戦力を誇っている。当然のことながら爆撃機は脚が遅いので内陸部の目標を攻撃する事は自殺行為と言える。できる所からということで、ドーバー海峡に近い都市及びバルチック海からの奇襲攻撃を行う。これにより2ヶ所の爆撃に成功するものの連合軍も壊滅的な損害を被る。

1943年4月ターン
 補充と増援により再建されたアメリカ陸軍第8爆撃軍団は再びバルチック海より奇襲攻撃を行う。またドーバー海峡側から内陸の都市にたいしても爆撃を敢行する。しかし、奇襲攻撃はドイツ軍に看破され失敗。内陸に対する爆撃も不運が重なり(P47の対迎撃機戦闘の出目が振るわず)失敗。第8爆撃機軍団はまたしても壊滅的な損害を被った。この戦略ターンの爆撃は全て失敗し、米陸軍第8爆撃軍団の爆撃機・戦闘機ともに壊滅状態。1917年4月に倣い、この月は連合軍パイロット達の間で「血の4月」と呼ばれる事となる。

1943年7月ターン
 どんどん補充をつぎ込み増援とあわせて再び第8爆撃軍団は再建された。しかし、同時にドイツ軍も増強されているため、連合軍は依然として奇策に打って出るしかない状況である。このターンは高速のB26がMe109の給油のタイミングを衝いて爆撃に成功したものの、これ以外はことごとく失敗。結局爆撃成功は1ヶ所のみ。

1943年10月ターン
 第8爆撃軍団の戦力は増強され爆撃機群が8個、飛行隊が4個となった。ちなみに高速で使い勝手が良かったB26は他戦線へ撤収されてしまった。一方のドイツ軍は21個戦闘航空団(うち12個がFw190、Me109)。戦闘機が不足している上、配備されているP47は戦闘時増槽を投棄すると極端に滞空時間が短くなるので使い勝手が悪い。戦闘機を先発させドイツ軍飛行場襲撃を匂わせたり、数が揃ってきた爆撃機隊で飽和攻撃をかけるなどで、なんとか1ヶ所のみ爆撃に成功する。しかし、このペースでは勝利条件を満たしドイツを降伏に追い込むことは出来そうも無い。よい兆候は、ドイツ軍の損害も目立つようになっており、補充ポイントを損害が上回り始めたこと。

1944年1月ターン
 この年の2月、第8爆撃軍団は再編成され第8空軍に昇格。これによる大量増援を得て戦力は爆撃機群が12個、飛行隊が8個となった。また、イタリア方面よりの爆撃機隊・戦闘機隊の発進が可能となった。これによりドイツ軍の守備範囲は拡大、特にチェコ、ハンガリー、オーストリアはドイツ本土とは違い飛行場の数も少なく迎撃機の展開には苦労する事が予想される。これを裏付けるかのようにハンガリー国内の2ヶ所の爆撃に成功。戦いのイニシアチブは連合軍に移りつつある感じはするものの、残りの目標は37ヶ所もあり、連合軍には焦りの色が出始める(ドイツ軍プレーヤーからもそう見えたはず)。

1944年4月ターン
 新型のP51が遂に第8空軍に配備される。最初のターンに成功して以降、毎ターン失敗し続けていたバルチック海からの奇襲爆撃がドイツ軍の不運にも助けられて成功。ポーランド国内の目標を爆撃した。また、再びイタリア方面から出撃した爆撃機隊がドイツ南部の目標3ヶ所を爆撃する事に成功。数が揃ってきた連合軍戦闘機対ドイツ軍戦闘機の戦いも激しくなり、ドイツ軍の戦闘機隊もステップロスしたものが目立つようになってくる。一方の連合軍も安心してはいられない。このターンに消費した補充ポイントは1943年1月の水準と比較して5倍以上。早晩、補充ポイントが枯渇する事も予想される。1944年6月連合軍はノルマンディーに上陸した。
 
1944年7月ターン
 前月に行われたフランス上陸の影響なのか、増援を受けた第8空軍の戦力は最高レベルとなる。連合軍は11ヶ所の爆撃目標を計画。ドイツ軍はこれに対し果敢に迎撃を行うものの大損害を被る。連合軍の爆撃はバルチック海から行われた奇襲攻撃を除き10ヶ所で成功。

AH「ナチドイツ空軍(Luftwaffe)」を対戦_b0162202_1831091.jpg


↑↑↑1944年7月ターンの状況。ドイツ内陸部の目標へ向かう連合軍爆撃機の大編隊。その前方を行くファイタースウィープ任務の戦闘機隊。一方オーストリア国内では爆撃を終えた連合軍機に対しドイツ軍戦闘機が追撃中。

 ここで、時間切れとなり終了となった。残り3戦略ターンで連合軍の爆撃目標残はあと24ヶ所。直近の戦果をみればなんとかなりそうだが、実際には達成は難しいだろう。この後の連合軍の増援はP51が3ユニットのみだが、P47が2ユニット、P38が1ユニット撤収となる。対するドイツ軍は21ユニットの増援がある一方、8ユニットが撤収となるのだが、増援にはMe262やTa152が少数ながら含まれている。それに加え、連合軍の補充ポイントはこの戦略ターンの損害の補充で尽きてしまい、1945年は補充なしで爆撃を行わなければならなくなってきている。また、爆撃目標も限定されつつあるため、ドイツ軍にしてみれば迎撃はしやすくなってきていたと思われる。

 いろいろな面で古いゲームと感じるが、結構楽しめた。次は最後までプレイしたいと思わせるゲームであった。ゲーム中やることは同じ事の繰り返しなのだが、連合軍は毎戦略ターン新しい作戦・戦術を使っていかなければ、ドイツ軍はすぐに対応してくる。この事から毎戦略ターンごとに新鮮な感じでプレイできるよう自然と誘導されるゲームとなっている。思わずリメイクされた方も欲しくなってしまった。

 次の対戦は先方の希望によりGJ「ドイツ装甲師団長2」となった。旧作のキャンペーンを対戦した際ソ連軍だったので、今回はドイツ軍を担当する予定である。
by slgplayer | 2012-06-15 18:43 | SLG | Comments(0)
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