WAW誌No.24「LZ ALBANY」ソロプレイの続きである。NAVの奇襲により発生した負傷兵の収容に奔走する米軍。しかし、その合間にもNAVに対し反撃を加え、損害を与えつつある。第1ターンには14ポイントの差があったVPも、気が付けば6VP差。あと一歩である。しかし、NAVは35VP以上を獲得した時点でサドンデス勝利を収めるのだ。
第5ターン
ターン開始時、米軍はチット引きの幸運に恵まれる。マクダディは、前線に残る負傷兵を収容し後退する事に成功。追撃して来るであろうNAVに備え、C中隊の残余ユニットを殿として入れ代わりに配置する。しかし、米軍の幸運もそこまで。その後NAVの活性化チットが連続し、殿についたC中隊は、周辺のNAV及び迫撃砲の集中射撃を受け壊滅。前線エリアは再び負傷兵で溢れかえる事となった。米軍は、健在なA・B各中隊から部隊を抽出し負傷者救出のため前進。なんとか負傷兵の虐殺を阻止する。
このターンのVPを集計した所、米軍30VPに対しVAVは40VP。NAVのVPが35を越えたため、
『NAVの自動的勝利』 となりゲーム終了。
↑↑↑米軍ユニットが全て負傷兵マーカーとなったため、戦闘後前進を行うNAV。この状態のままターン終了を迎えると、負傷兵マーカーは虐殺または捕虜となり除去される。これによりNAVはVPを獲得するため、米軍としてはこのような事態はなんとか阻止したい所。
↑↑↑ゲーム終了時の状況。米軍は初期配置から用心深さを発揮しなければ、勝利はおぼつかないようだ。戦闘システムがいわゆる「『6』出ろ」方式のためそれを補う幸運があれば話は別だが・・・。
唐突に終了となってしまった。奇襲を受ける事が分かっている分米軍はもっと慎重にならなければならないようだ。次にプレイする(その機会があればだが・・・)時は、少なくとも米軍についてはもうちょっとマシな初期配置が可能であろう。基本的なルールは簡単でソロプレイ向きなので、同システムの他の戦場を見てみたいというのが率直な感想である。