今回のソロプレイは、GMT「Von Manstein's Backhand Blow(以下VMBB)」。かつて一世を風靡した、いわゆる「T3システム」を使用したSLGシリーズ?の4作目であり、(多分)最後の作品でもある。
○GMT「Von Manstein's Backhand Blow」
ゲームのテーマとなっているのは、お馴染みの第3次ハリコフ戦におけるドイツ軍の「後手からの一撃」。これまで、多くのゲームが取り上げてきたテーマである。当時(2002年)、ウォーゲーマーにとって人気のテーマが、人気のゲームシステムでGMTから発売されると告知された事もあり、「VMBB」の前評判はかなり高かった記憶がある。6A誌8号(2003年発行)では『「VMBB」は史実の再現性が極めて高い』と解説されているのだが、残念ながら、その後日本では他の3作品(MiHから発売された「Turnning the Table」「Drive to the Baltic」「Velikiye Luki」の3点)ほどプレイされていないようだ。
ゲームスケールは以下の通り
1ターン=3日 1ユニット=軍団/師団(ソ連軍)、ドイツ軍=連隊/戦闘団/大隊(ドイツ軍) 1ヘクス=8km
↑↑↑初期配置。6A「ハリコフ1941-43」(SSシリーズ「ハリコフ大戦車戦」)のヘクス列21XX以南とほぼ同じ範囲をマップに収める。
↑↑↑南西方面軍。正面に薄く展開するドイツ軍第320師団が狙い目か?ドイツ軍としては、包囲拘束されている第19装甲師団の2ユニットを早期に脱出させたい。
↑↑↑ヴォロネジ方面軍。ドイツ軍の装甲戦力がそれなりに展開しているが、その数は少ない。ドイツ軍装甲師団は強力だが、同一師団効果を発揮させなければ、ソ連軍戦車軍団が戦術的な優位を得る事が出来る。
続く・・・。