これまで、WW2におけるモスクワ攻防戦をテーマとする国産作戦級SLGを3点ソロプレイしてみたわけだが、国内外を問わず、同テーマのゲームの中で頂点に位置するモノと言えば、今も昔もSPI/HJ「オペレーション・タイフーン」をおいて他にはないだろう。
↑↑↑このゲームがSPIから発売されたのは1978年。その10年後のHJ社から日本語版が発売された。恐らく日本国内で最もプレイされていると思われるフルマップ3枚、ユニット800個のビッグゲーム。基本的には1941年11月後半におけるドイツ軍の攻勢を扱うが、拡張キャンペーンとして12月前半のソ連軍による反撃もプレイ可能となっている。
できればキャンペーン・シナリオをと行きたい所だが、当家のゲーム部屋ではマップ3枚のゲームを広げる事は不可能な状態。幸い、この「オペレーション・タイフーン」には、マップ1枚を使用するシナリオが3本付属しており、どのシナリオも独立たゲームとして十分な出来となっている。そこで、今回はその3本のシナリオを連続個別ソロプレイで試してみたいと思う。
↑↑↑北部マップ使用のシナリオ「ヘープナーとラインハルト:目標-モスクワ」。第3、第4装甲軍による攻勢を扱う。他の2本のシナリオに比べ、ドイツ軍の装甲部隊が多数登場するため、ドイツ軍にとっては派手なシナリオと言える。
↑↑↑中央部マップ使用のシナリオ「ナラ川のフォン・クルーゲ」。史実通りではゲームにならないため、クルーゲが必要とした全ての支援を与えられ、第4軍が積極的に攻撃を行ったら?という仮想シナリオ。他のシナリオに比べ両軍ともに初期配置のユニット数が多い事から、シナリオ「ヘープナーとラインハルト」に負けず劣らず派手な戦い。マップ内にモスクワ市街が収められているため、勝利条件の一つにクレムリンの占領がある。
↑↑↑南部マップ使用のシナリオ「グーデリアン装甲集団:パンツァー・リーダー最後の一撃」。「電撃戦の創始者」ハインツ・グデーリアン指揮する第2装甲軍の攻勢を扱う。他のシナリオに比べ、ユニット数も少なく、地形も平地が多く機械化部隊の機動に適している事から、一番人気があるシナリオ。ルール習熟のためのお試しプレイに最適である。
シナリオをプレイする順番は、ルールブックの記載通り「グーデリアン装甲集団」→「ヘープナーとラインハルト」→「ナラ川のフォン・クルーゲ」の順にソロプレイして行く予定。
続く・・・。