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Decision Games「Nine Navies War」①

 本日は、D-DAY(ノルマンディー上陸作戦)より70周年。イギリスへ旅行したのがD-DAY60周年だったので、あれからもう10年が経過したという事になる。ちなみに、D-DAY70周年を記念のノルマンディー上陸作戦SLGについては、近日対戦予定となっている。そのため昨年に続き今年も特に記念ソロプレイは予定していない。

 今回のソロプレイSLGは、Decision Games「Nine Navies War」。ゲームデザインは、最近『毒』と表現されていたタイ・ボンバ氏。2007年製作という事は、このゲームを購入してから7年近くが経過していたという事だ。こんなゲームがあといくつある事か…。

 このゲームは、第1次世界大戦時の1914年にドイツ軍が西ヨーロッパを制圧したという架空の設定を基に、各国海軍の作戦行動を再現(?)した仮想戦SLGである。イギリス欧州派遣軍の投入が史実より1週間遅延し、それと共にドイツ軍によるシェリーフェン計画が大成功を収める。フランス軍はラインラントにおいて包囲殲滅されてしまい、パリを包囲されたフランスは降伏。西ヨーロッパはドイツが支配する事となる。強襲上陸の技術が未発達のこの時代、ドイツがイギリスを屈服させるために必要なものは、「海上における勝利」であるという設定だ。そのためこの世界でのドイツ軍は、イベリア半島や東部戦線、中東・アフリカ方面に展開すると予想されている。同時に、イギリス欧州派遣軍の戦力もドイツ軍に対抗するために各地に派遣される。また、イタリアは西ヨーロッパにおけるドイツの勝利を受け、(勝ち馬に乗るために)同盟国側に立って参戦している。アメリカは、開戦当初は中立を保っているのだが、太平洋方面において日本が急速に勢力を伸ばしつつあるため、戦力の半分を太平洋に展開させなければならない状態での参戦となる。日本は登場しないが、後に日英同盟を破棄し太平洋でアメリカと戦争をする設定のようだ。

Decision Games「Nine Navies War」①_b0162202_18335694.jpg

↑↑↑ゲームシステムは、一見してわかるようにAH「Wat at Sea」(以下WaS)と同様。一緒に写したのは、今回のプレイに大いに役立った学研X図鑑シリーズ「戦艦」。購入してもらったのは小学3年生の頃と思われる。19世紀初頭の戦列艦時代からWW2戦後まで、世界各国の戦艦(未完成、計画艦も含む)について記載されている。漢字にはすべてルビが振ってあり、小学生にも読み易い作りになっている。こういう小学生にも読みやすいミリタリー本って、今時売っているのだろうか?

 ゲームの勝敗は、各海域の制海権を獲得することによりVPを獲得し、ゲーム終了時の累計VPを比較し決定される。AH「War at Sea」との大きな違いは、各港湾ごとにある活性化チットをランダムに引き、チットが引かれた港湾の艦船が移動(もしくは修理)を行うという点。それ以外は陸上航空機のない「WaS」と言っても過言ではないと思われる。ゲームスケールは以下の通り。

1ターン=約4ヵ月 1ユニット=1隻 ただし、小型艦艇は登場しない。

とりあえず最初なので、まずはゲームに登場する9つ(+1)の海軍の初期配置戦力を見ていきたいと思う。まずは連合国側各国海軍から。

・イギリス
Decision Games「Nine Navies War」①_b0162202_18433643.jpg

 このゲームの主役といっても過言ではない。世界に冠たるイギリス海軍はゲーム中最大の戦力を保持している。しかし、「WaS」同様にその展開範囲は北海から地中海、大西洋全域、紅海までと広い。このゲームではドイツ以外の勢力もそれなりにド級戦艦を揃えているため、やはりそれなりの戦力を対抗させなければならず、各方面への戦力配分に頭を悩ますと思われる。ゲーム終盤には世界初の航空母艦を完成させる。

初期配置戦力
数値は『砲撃力-防御力(耐久力)-移動力』×ユニット数
6-7-6×1(Q.Elizabeth級)
5-6-5×4(Iron Duke級)
5-5-5×9(K.G.V級、Orion級、Erin)
4-5-5×3(Hercules級 Neptune)
5-3-5×1(Agincourt)
4-4-5×7(St.Vincent級、Bellerophon級、Dreadnought他)
4-4-7×1(Tiger)
4-3-7×3(Lion級)
3-2-7×6(Invincible級、Indefatigable級)
3-4-4×2(Lord Nelson級)
2-3-4×14(King Edward VII級他)
2-3-3×11(Majesti級他)
2-2-3×11(Duncan級他)
1-2-5×2(Swiftsure級)

合計75隻

・ロシア
Decision Games「Nine Navies War」①_b0162202_18445399.jpg

 バルチック海と黒海に2つの艦隊を保有する。この両艦隊が合流する事はまず有り得ない。バルチック海、黒海ともに海峡で封鎖されている海域なので、自然と両艦隊とも活動できる海域は限られる。また、2つの艦隊とも陸戦イベント判定で戦力の約2/3が失われる可能性があるため、それまでの間バルチック海、黒海の制海権を押さえる事が任務となるだろう。

バルチック艦隊
初期配置戦力
5-4-5×4(Gangut級)
2-3-4×3(Imp.P.Pervi級)
2-4-4×1(Grajdanin)

合計8隻

黒海艦隊
初期配置戦力
5-4-5×1(Imp.Maria)
2-3-3×5(Evstafi級)
1-4-3×1(Rostislav)
1-3-3×2(Sinop、Tria.Svia)

合計9隻

・フランス
Decision Games「Nine Navies War」①_b0162202_18451373.jpg

 フランス艦隊は、ゲーム開始前にドイツ軍による接収判定を行い、その結果によって自由フランス軍となって連合軍と共に戦うか、ドイツ軍指揮下のフランス艦隊として同盟軍に加わるかを決定する。ダイス目に偏りがなければ半分はドイツ軍が接収、1/3は自由フランス軍、残り1/3は撃沈される。どの艦艇がどちらの陣営に所属するかは運次第。Courbet級(5-5-5)及びDanton級(3-4-5)の帰属先によっては戦局に大きな影響も。初期配置の艦艇は連合軍側はアルジェリア、同盟軍側はツーロンとなっているが、増援艦艇は同盟軍側フランス艦としてシェルブール/ブレストに到着する

初期配置戦力
5-5-5×4(Courbet級)
3-4-5×6(Danton級)
2-3-4×5(Republique級他)
2-3-3×5(Charlemagne級他)
1-2-3×4(Buvet、Jaureguiberry他)
1-1-2×1(Henri Quatre級)

合計25隻

・アメリカ
Decision Games「Nine Navies War」①_b0162202_18453439.jpg

 強力な戦力(このゲームはアメリカ製だ!)を保持していながら、開戦時に中立であることから、ゲームのタイトルである「9つの海軍」には含まれていない。
 ゲーム開始時には中立を保っているアメリカは、太平洋において日本と戦争状態にある。アメリカが参戦する確率は1/6。ダイス目次第では、中立のまま参戦しない事もあり得る。欧州の戦いに投入される艦艇は、初期配置アメリカ軍艦艇の半数(増援は1/3)である。どの艦が配備されるかはランダムに決定されるため、配備される艦艇次第で戦況は大きく変わる。艦隊の展開範囲は、北大西洋という事になるが、イギリス本土を根城に北海へ進出も考えられる。
 運が良ければ、増援艦艇としてゲーム中最強のスペックを誇る「S.Dakota」級(7-9-5)が最大6隻登場する。

初期配置戦力
5-5-5×4(Wyoming級、New York級)
5-3-8×1(United States)
4-5-5×4(Florida級、Delaware級)
4-4-4×2(S.Carolina級)
2-4-4×8(Virginia級、Maine級)
2-3-4×6(Connecticut級)
2-2-3×9(Kearsarge級、Alabama級)

合計34隻(このうちゲームに登場するのは半数)

うーん、ユニットを眺めているだけでも、軍艦好きには堪らないゲームだ!

続く…。
by slgplayer | 2014-06-06 19:05 | SLG | Comments(0)
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